『氷の城壁』の主人公・氷川小雪(ひかわ こゆき)は、感情をあまり表に出さず、周囲から「女王」と呼ばれている高校生です。
一見すると冷たく人を寄せつけないように見えますが、実際は人の言葉や感情に敏感で、自分の言動について深く考えてしまう繊細な人物。幼なじみの安曇美姫だけと過ごしていた小雪の日常は、雨宮湊や日野陽太と出会ったことで少しずつ変化していきます。
※この記事にはアニメ第1期(第1クール)までの内容・ネタバレを含みます。
『氷の城壁』氷川小雪とは?
氷川小雪は『氷の城壁』の主人公。高校1年生で、必要以上に人と関わろうとせず、学校では基本的に一人で過ごしています。
| 名前 | 氷川小雪(ひかわ こゆき) |
|---|---|
| 立場 | 本作の主人公/高校1年生 |
| 周囲からの呼ばれ方 | 女王 |
| 幼なじみ | 安曇美姫 |
| 関係の深い人物 | 雨宮湊、安曇美姫、日野陽太 |
| 声優 | 永瀬アンナ |
公式プロフィールでは、感情をあまり表に出さず、人と必要以上に関わらないことから周囲に「女王」と呼ばれている一方、実際には繊細な一面を持つ人物として紹介されています。
同じ団地に住む幼なじみの美姫は、小雪が素の自分を見せられる数少ない相手です。しかし高校生活の中で湊や陽太、クラスメイトの霜島月子らと関わるようになり、閉ざしていた人間関係が少しずつ広がっていきます。
氷川小雪の性格は?「女王」と呼ばれる理由
小雪は無口で表情の変化も小さく、自分から積極的に他人へ近づくタイプではありません。そのため周囲にはクールで近寄りがたい印象を与えています。
- 感情を表に出すのが苦手
- 必要以上に他人と関わろうとしない
- 実際はかなり繊細で、相手の気持ちを深く考える
- 親しくなった相手には優しさや素の反応を見せる
ただし、「女王」という呼び名から想像するような高圧的な性格ではありません。むしろ相手の感情や、自分の言葉が誰かに与える影響を考えすぎてしまうところがあります。
小雪役の永瀬アンナさんも公式コメントで、小雪は冷たく無関心だと誤解されやすいものの、実際は人一倍繊細で感受性の豊かな人物だと説明しています。人の心に敏感だからこそ、他人と関わること自体に臆病になっている部分があるのでしょう。
氷川小雪の過去|真夏・五十嵐との中学時代
小雪が他人との間に「壁」を作るようになった背景を知るうえで重要なのが、中学時代の出来事です。
アニメ第11話「転回」では、熱川秋音との出会いをきっかけに、姉の熱川真夏との確執や、元彼である五十嵐翼と付き合った理由が描かれました。
熱川真夏との確執
中学時代、小雪と真夏の間には強い確執がありました。周囲との人間関係が絡む中で真夏との関係は悪化し、小雪自身も相手にやり返すような選択をしてしまいます。
現在の小雪は過去を単純に「自分が被害を受けた出来事」として整理していません。自分自身も相手を傷つける行動を取ったことを後悔しており、その記憶が人との関わりに慎重になる理由のひとつになっています。
五十嵐翼は小雪の元彼
五十嵐翼は、小雪と美姫の中学時代の同級生であり、小雪の元彼です。
しかし、小雪が五十嵐と付き合った背景には、純粋な恋愛感情だけではなく真夏との確執も絡んでいました。第11話で明らかになったこの過去は、小雪が恋愛や他人との距離に慎重になる理由を理解するうえでも大きなポイントです。
両親の離婚も経験している
小雪は両親の離婚も経験しています。第7話では陽太の家庭事情を知った際、自分自身にも似た経験があるからこそ、彼の気持ちを放っておけず寄り添いました。
表面上は淡々としていても、相手が抱えている痛みに気づくと自然に手を差し伸べられるところは、小雪の優しさがよく表れている場面です。
第1期で描かれた小雪の過去や、4人の関係を原作で読み返したい場合は電子書籍でも確認できます。
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氷川小雪と雨宮湊の関係は?
雨宮湊は、人との距離を取りたがる小雪に対して、物語の序盤から積極的に話しかけてくる男子です。
最初の小雪にとって湊は、自分の領域へ遠慮なく入ってくる苦手なタイプでした。自分のことを知られるのを嫌がる小雪と、距離を縮めようとする湊の間では衝突も起こります。
それでも互いに話し合い、すれ違いを解消していく中で2人の関係は変化。湊は先に小雪への気持ちを自覚し、小雪も湊と話す機会が増えるにつれて、何気ない仕草や表情に特別な感情を抱くようになります。
第12話「霹靂」は、小雪自身がその感情の変化に気づき始める重要な回です。
第1期終了時点の2人は、まだ単純に「付き合っている」と整理できる関係ではありません。第2期の公式イントロダクションでも、小雪と湊は親交を深める中で「お互いに友達以上の感情を抱くようになった」2人として紹介されています。
人との間に壁を作ってきた小雪が、湊に対して自分でも戸惑うほど大きな感情を持ち始めたこと自体が、第1期を通した大きな変化といえるでしょう。
湊側から見た小雪への気持ちや性格は、雨宮湊の記事で詳しく解説しています。

安曇美姫・日野陽太との関係
安曇美姫は幼なじみで親友
安曇美姫は小雪と同じ団地に住む幼なじみです。
人と関わることを避けている小雪にとって、美姫は以前から素の自分を見せられる特別な存在。学校でもほとんど一人で行動していた小雪が、美姫とは自然に会話し、一緒に過ごしています。
一方で、美姫は小雪を大切に思うからこそ、急に距離を詰めてきた湊を警戒することもありました。小雪の過去を知っている美姫だからこその反応でもあり、2人の関係は単なるクラスメイト以上に深いものです。

陽太とは互いに本音を話せる友人へ
日野陽太とも、高校生活の中で少しずつ距離を縮めていきます。
第7話では陽太の家庭事情を知った小雪が、彼の気持ちに寄り添いました。その後、陽太も自分が抱えていた美姫への思いを小雪に打ち明けています。
さらに第1期最終話となる第14話では、陽太が美姫へ告白する決意を小雪に伝えます。恋愛関係ではありませんが、互いの踏み込んだ悩みを話せるほど信頼関係ができていることが分かります。
氷川小雪の声優は永瀬アンナさん
アニメ『氷の城壁』で氷川小雪を演じているのは、声優の永瀬アンナさんです。
永瀬アンナさんは公式コメントで、小雪を演じる際には、静かな人物だからこそ内側にある豊かな感情が伝わるよう意識したと説明しています。
小雪は感情そのものが少ないキャラクターではありません。むしろ考えていることは多く、相手の言葉に傷ついたり、自分の行動を後悔したり、湊への気持ちに戸惑ったりと、内面は大きく揺れています。
表情や言葉が少ない小雪から、その細かな感情の変化をどう伝えるかという点も、アニメ版ならではの見どころになっています。
氷川小雪についてよくある質問
第1期を見て気になりやすい、小雪の人物像や人間関係を整理します。
小雪と湊は付き合っている?
アニメ第1期終了時点では、2人が恋人として付き合っている段階ではありません。ただし互いに友達以上の感情を抱くようになっており、第2期へ続く重要な関係になっています。
小雪はなぜ「女王」と呼ばれている?
感情をあまり表に出さず、必要以上に人と関わらないためです。冷静で近寄りがたい印象から付いた呼び名で、実際の小雪は非常に繊細な性格をしています。
五十嵐翼とはどんな関係?
五十嵐翼は小雪の中学時代の元彼です。第11話で、2人が付き合った背景には熱川真夏との確執が関係していたことが描かれました。
安曇美姫とはどんな関係?
同じ団地に住む幼なじみで、小雪が素の自分を見せられる親友です。高校で湊や陽太との交流が増える以前から、小雪にとって最も近い友人でした。
まとめ|氷川小雪は人との「壁」が少しずつ変化していく主人公
- 氷川小雪は『氷の城壁』の主人公で、周囲から「女王」と呼ばれている
- 冷たく見える一方、実際は人の気持ちに敏感で繊細な性格
- 中学時代の真夏や五十嵐との出来事が、現在の対人関係にも影響している
- 第1期では湊への特別な感情に気づき、互いに友達以上の気持ちを抱くようになった
- アニメ版の声優は永瀬アンナさん
一人でいることを選んでいた小雪が、湊、美姫、陽太たちとの交流を通して少しずつ他人へ自分を見せられるようになっていくところが『氷の城壁』の大きな見どころです。
第1期では小雪の過去と恋心の芽生えまでが描かれました。第2期では、小雪と湊をはじめ4人のすれ違う感情がどのように動いていくのかにも注目です。
作品全体のあらすじや登場人物、第2期の放送情報を確認したい場合はこちらもチェックしてみてください。

アニメ第1期の続きや原作を読みたい場合は、原作・電子書籍記事でアニメの収録範囲や続きを読む位置をまとめています。

出典・参考:TVアニメ『氷の城壁』公式サイト、第11話「転回」、第14話「爆弾」、集英社『氷の城壁』

