※TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になるII』第12話(最終話)までの内容を含みます。アニメで描かれた範囲のネタバレがありますが、原作小説・Web版のアニメ未放送部分には触れていません。
『片田舎のおっさん、剣聖になるII』で続いていた黒幕を巡る疑問は、最終話までに完全に決着しました。
2期で起きた一連の事件を仕組んでいたのは、スフェン教のモーリス・パシューシカ教皇です。信徒の命を利用してキマイラを生み出しただけでなく、最終話では自らベリルたちの前に立ち、「奇跡」と呼ぶ身体強化によって圧倒的な戦闘力まで見せました。
ただし、モーリス自身に優れた戦闘技術があったわけではありません。強化された身体能力・視覚・反応速度に頼っていたことをベリルに見抜かれ、その弱点を突かれて敗北。最後はロゼによってとどめを刺されています。
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先に結論|2期の黒幕はモーリス教皇
アニメ2期の黒幕は、スフェン教の教皇モーリス・パシューシカです。
- 一連の事件を仕組んでいた黒幕はモーリス教皇
- 信徒の命を利用し、教都を襲うキマイラを生み出した
- 危機を自ら収めることで「救世主」となる計画を進めていた
- 最終話では「奇跡」による身体強化でベリルたち4人を苦しめる
- 身体能力だけでなく、視覚や反応速度まで強化していた
- 一方で戦闘技術そのものは未熟で、ベリルに弱点を見抜かれる
- ベリルの一撃で戦闘不能となり、最後はロゼがとどめを刺す
第9話まではヴェルデアピス傭兵団、第10話では教会側で計画を語る顔の隠された人物など、複数の黒幕候補が残っていました。
第11話でモーリス本人が信徒を犠牲にキマイラを生み出したことで黒幕が確定し、第12話ではついにベリルたちとの直接対決へ。「誰が黒幕なのか」という考察から、モーリス本人との決着までアニメ2期で描き切った形です。
第2期の放送・配信情報や登場人物は、作品ガイドでまとめています。

黒幕モーリスは何を計画していた?
モーリスの計画は、教都に大きな危機を作り出し、それを教会側で解決することで自分たちを「救世主」として印象付けるというものでした。
- レビオスが残した研究を利用する
- 信徒の命を使って強力なキマイラを生み出す
- キマイラに教都を襲わせ、大きな危機を作る
- その危機を教会側で収め、「救世主」を演出する
第10話では、「街を蹂躙し、尊きものを害する」ほどの魔物を作り、それを自分たちで討ち取るという計画が語られていました。
当時は計画を語る人物の顔が伏せられていましたが、第11話ではモーリス自身が信徒を殺害し、その命を利用してキマイラを生み出します。
第10話で語られた「危機を作る計画」と、第11話で実際に起きたキマイラ襲撃。その両方がモーリスにつながったことで、黒幕の正体と計画の全体像が明らかになりました。
モーリスは信徒を犠牲にキマイラを生み出していた
モーリスの計画で特に大きかったのが、強力なキマイラを作るために信徒の命まで利用していたことです。
| 話数 | モーリスの計画で判明したこと |
|---|---|
| 第10話 | 強力な魔物を作って危機を起こし、自分たちで収めることで「救世主」を演出する計画が語られる |
| 第11話 | モーリス本人が信徒を殺害し、その命を使ってキマイラを生み出す |
| 第12話 | キマイラ討伐後、モーリス本人との直接対決となり計画は阻止される |
第1期で問題となったレビオスの研究を利用して人為的に強力な魔物を作り、自分たちが引き起こした危機を自ら解決する。モーリスはそのためなら、自らを信じる信徒さえ「尊い犠牲」として扱っていました。
モーリス教皇はなぜ素手なのに強かった?「奇跡」で全身を強化
最終話で意外だったのが、武器を持たないモーリス自身の圧倒的な強さです。
ベリル、アリューシア、スレナ、ロゼという実力者4人を相手にしても攻撃をかわし、素手の打撃や蹴りだけで相手を吹き飛ばすほどの力を見せました。
| 要素 | モーリスの強さ |
|---|---|
| 筋力・身体能力 | 「奇跡」と呼ぶ強化によって大幅に底上げされている |
| 視覚・反応 | 高速の攻撃を目で捉え、異常な反応速度で回避できる |
| 戦闘技術 | 本人も認めるほどの素人で、体捌きや技術そのものは高くない |
ポイントは、「武術の達人だから強い」のではなく、強化した身体を無理やり動かすことで強さを成立させていたことです。
ベリルも戦いの中で、モーリスの体捌きそのものは素人なのに攻撃だけは不自然なほど当たらないことに気付きます。
つまり、モーリスは相手の技を剣士として読んでいたわけではありません。強化された目で攻撃を捉え、強化された反応速度と身体能力で、その場その場で対応していたわけです。
どう倒した?ベリルたちはモーリスの「見る力」を逆手に取った
真正面から攻撃してもモーリスには見切られてしまうため、ベリルたちは4人で連携しながら攻略の糸口を探します。
アリューシアやスレナたちとの攻防を見るうち、ベリルが気付いたのが「モーリスは目で見てから対応している」という弱点でした。
- 4人の攻撃でも、見えている攻撃は強化された反応速度でかわされる
- ベリルが「身体能力は異常だが、戦闘技術そのものは素人」と見抜く
- ロゼの盾を利用して、モーリスの視界を一瞬遮る
- 見えない位置からベリルの突きが入り、モーリスを戦闘不能にする
どれだけ動体視力や反応速度を強化しても、そもそも見えていない攻撃には対応できません。
圧倒的な身体能力を真正面から上回ったのではなく、モーリスの能力が「見て反応する」ことに依存していると見抜き、死角を作って攻略したのがベリルらしい決着でした。
\モーリスとの最終決戦を見返すなら/
モーリス教皇の最期|無抵抗になった教皇へロゼがとどめを刺す
ベリルの突きを受けたモーリスは、その後は抵抗をやめます。
それでも自らが行ってきたことへの考えを変える様子はなく、最後に前へ出たのがロゼでした。
ロゼは無抵抗となったモーリスへ自らの手でとどめを刺し、モーリスとの戦いは完全に決着。ベリルたち主要メンバーにも死者は出ず、教都を巡る一連の事件は収束します。
第9話まで「誰が裏で動いているのか」を追ってきた2期でしたが、最後は黒幕本人が圧倒的な力で立ちはだかり、その戦いまで描いて幕を閉じる形となりました。
モーリスは復活する?「また逢う日まで」の意味
ロゼにとどめを刺される直前、モーリスが残した「また逢う日まで」という言葉も気になるところです。
すでに敗北を受け入れている状況での一言ですが、モーリス自身が「奇跡」を信じる人物だったこともあり、「今後復活するのでは?」「再登場を示す伏線では?」と感じた人もいるかもしれません。
※ここからは、原作Web版のアニメ未放送部分に触れます。
原作Web版ではモーリスは復活している?
現時点では、モーリスが復活したことは確認できません。
原作Web版でもロゼがモーリスへとどめを刺し、その後は「教皇の遺体」として回収されています。その後の公開範囲でも、モーリス本人が復活したと確定する展開は描かれていません。
そのため、「また逢う日まで」という言葉だけを根拠に、モーリスの復活が決まっているとはいえません。
ただし、原作Web版は物語が続いているため、この台詞が将来的な伏線として回収される可能性まで否定することはできません。現状は「死亡しており、まだ復活はしていない」と整理するのが正確です。
ヴェルデアピス傭兵団は黒幕ではなかった
第8話から第9話にかけてベリルたちと衝突したヴェルデアピス傭兵団は、当初もっとも分かりやすい敵対勢力として登場しました。
| 時点 | ヴェルデアピス傭兵団の立場 |
|---|---|
| 第8〜9話 | ベリルたちと衝突し、敵対勢力として警戒される |
| 第10話 | 婚姻の儀へ現れた襲撃者を撃退する |
| 第11話 | 王子たちを守る側として行動し、キマイラ討伐にも加わる |
| 第12話 | モーリスと敵対する側として立場が確定する |
最終的にはモーリスの計画を止める側で動いており、「ヴェルデアピス傭兵団そのものが2期の黒幕」という見方は完全に否定されたと考えてよいでしょう。
ホワイト・メイデン=ロゼもモーリスを止める側だった
第9話ラストから不穏な動きを見せ、教会側との接点もあったホワイト・メイデンですが、最終的にはモーリスの仲間ではありませんでした。
- ホワイト・メイデンの正体はベリルの元弟子ロゼ
- モーリスやキマイラに関する情報をベリルたちへ伝える
- キマイラとの戦闘にも参加する
- 最終話ではモーリス攻略のため、ベリルと連携する
- 最後は自らモーリスへとどめを刺す
第10話までは教会側とどのような関係にあるのか判断しにくい立場でしたが、第11話、第12話を通して、モーリスを止めるために動いていたことがはっきりしました。
ホワイト・メイデンの正体や、ベリルがロゼだと気付いていた理由については別記事で詳しく整理しています。

第10話までの黒幕考察を振り返る
モーリスが黒幕だと判明するまでは、アニメ内でも複数の人物や勢力が怪しく見えるように描かれていました。
これまでの黒幕考察を振り返る
第9話までは、ベリルたちと直接衝突したヴェルデアピス傭兵団が最も分かりやすい敵でした。誰から仕事を受け、何のために動いているのかも明かされておらず、傭兵団の背後に別の人物がいる可能性も残っていました。
第10話になると状況が変わります。傭兵団は婚姻の儀を襲った者たちを撃退する一方、教会側では「危機を作り、自分たちで解決して救世主になる」という計画が語られました。
この時点では計画を語る人物の顔が隠されており、教会側の謎の人物が黒幕最有力候補に。教会側と接触していたホワイト・メイデンについても、どこまで計画に関わっているのか分かっていませんでした。
第11話でモーリス本人が信徒を犠牲にキマイラを生み出したことで黒幕考察に答えが出ます。一方、ヴェルデアピス傭兵団とホワイト・メイデンはモーリスの計画を止める側だと判明しました。
そして最終話ではモーリス本人との直接対決まで描かれ、ベリルたちがその計画を阻止。2期を通して続いた黒幕を巡るストーリーはここで完結しています。
『おっさん剣聖II』2期の黒幕についてよくある質問
最終話までに判明したモーリスの正体と強さ、決着について、特に気になるポイントを整理します。
モーリス教皇が2期の黒幕で確定?
はい。信徒の命を使ってキマイラを生み出し、教都へ危機を起こした人物がモーリス本人です。最終話ではベリルたちとの直接対決まで描かれ、2期の黒幕として決着しています。
モーリス教皇はなぜあれほど強かった?
スフェン教で「奇跡」と呼ばれる強化によって、筋力だけでなく視覚や反応速度なども大幅に高めていたためです。ただし戦闘技術そのものは未熟で、この点をベリルに見抜かれたことが敗因につながりました。
モーリス教皇は最後どうなった?
ベリルたちとの戦いで攻略され、抵抗できない状態になります。その後も自身の考えを改めることはなく、最後はロゼによってとどめを刺されました。
ロゼがモーリスを倒すのはアニメオリジナル?
ロゼが最後にモーリスへとどめを刺す展開自体は、原作Web版のアニメ対応範囲にもあります。攻略時の盾と突きの見せ方には細かな違いがありますが、モーリスの視界を封じてベリルが一撃を入れ、最終的にロゼが手を下すという大きな流れは共通しています。
まとめ|モーリスの計画は阻止され、2期の事件は決着
『片田舎のおっさん、剣聖になるII』の黒幕は、スフェン教のモーリス・パシューシカ教皇でした。
信徒の命を使ってキマイラを生み出し、自ら危機を解決することで救世主になろうとしたモーリスですが、最後は「奇跡」による強さの弱点をベリルに見抜かれます。ロゼとの連携で攻撃を受け、最終的にはロゼの手で決着がつきました。
事件の収束後、ベリルはバルトレーンへ戻り、ミュイに迎えられます。最終話タイトル「片田舎のおっさん、我が家に帰る」の通り、異国での激戦を終えていつもの日常へ帰るところで第2期は幕を閉じました。
\完結した第2期をPrime Videoで見返すなら/
アニメ2期の漫画版での映像化範囲や、この先を原作で読む場合の続きについては別記事でまとめています。

出典・参考:TVアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になるII』公式サイト 第8話~第12話/第二期追加キャラクター情報/佐賀崎しげる『片田舎のおっさん、剣聖になる』原作Web版 第219話「片田舎のおっさん、策を弄す」・第220話「片田舎のおっさん、問答を終える」(2026年9月24日確認)

